フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

2024年を振り返って……「ブログこそ我が命」に気づいた、フードライターの心の叫び。

今週のお題「2024こんな年だった・2025こんな年にしたい」

食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。

2024年も今日で終わり。最終日なのでざっくり振り返ります。

50歳になって仕事と人生についていろいろ考えた

今年のおせち作りはラク!自分史上最速の29日午前に完成しました!きんとん・黒豆は市販品(富澤商店のもの)、すぐできる数の子・田作りだけ自分で。

わたしは1974年生まれ。今年、記念すべき50歳を迎えました。これからの仕事について、人生について。ものすごく真剣に考えましたね。

特に9月。わたしにとって「プチ産業革命」や「マイ明治維新」とも言えるほど、仕事で決定的なこと(うれしくないこと)が立て続けに起きて。

がらっと仕事への向き方を変えました。

わたしは子どもの頃から読書も文章を書くことも得意で、大好き。「活字に関わる仕事がしたい」と大学を卒業してから出版社に入り、出版業界で20年以上。

さらに大好きな食を専門にしたフリーの文筆家にもなれた。

本当に幸せだー!といつも悦に入っていたのですが、そんなわけで9月頃、「これからわたしは一体なんのために、文章を書けばよいのだろう」と初めて沼にずぶずぶとはまり、考えました。

ふと見ればいつもそばにいた、ブログのありがたみに気づいた

いつもの執筆中の風景。取材音声をすべて文字起こしし、編集部から言われた文字組み通り、原稿用紙に軽く文章を作って、パソコンで鬼打ちします。とてつもなく時間がかかり、目をひんむいて、バランスチェアに座ってやってます(笑)

そうなって初めて「ブログのありがたさ」に気づきました。

ネット・ブログ時代以前は、いちライターが「ワタシ人生の沼にハマった。これからなんのために、どこに文章を書けばよいのだろう」となったら、ただ「あっそ」と思われ、「日記でも書けば?」となるのでしょう。が、現代にはブログがあるのです!

ライターなんだから、書くプロなんだから。ブログを書きまくればいい。

日記と違って、ブログは世界のどこかの誰かが読んでくれるかもしれない。

幸い、わたしには2005年から書き続けてきたブログがある。最低でも5人くらい?は、いつも読んでくれるファンもいる。

そう気づいて、公的なメディアに書く仕事はオファーを受けても辞退しました。前から受けていた仕事が完全に作業終了した、10月半ば頃からブログに完全に注力。もうすぐ2ヶ月半です。

ブログ全集中生活を初めて1ヵ月後、突然PVが爆上がりしてプチバズった日があり(ブログのある記事がグーグルニュースに載った)、興奮しましたね。

ブログは、わたし含め出版業界が長いメディア関係者には軽んじられてきたのですが、戦略やフォーマットを決め、真剣に更新するとめちゃくちゃ大変でした。よくわかりました。

ブログを頑張ると、突然バズが起きたり、紙のメディアで絶対できないことも実現できるんだなと。

2025年はとにかく、面白い(食の)ブログ記事をお届けします!

いつも年始に書いている「今年やりたいこと」にも書きますが、2025年はもっともっとブログを書きたいですね。

ライターやメディア業界の人あるあるで、ネットの自分発信はちょっと遠慮して、よそゆきな感じで書いてしまいますが、そのスタンスはもうやめます。よく考えたらブログはオールフリー、制限なし!

わたしは一見見えないと言われますが、モノマネやお笑いもギャグも大好きで。昔からの女友達はわたしと話すとゲラゲラ笑い、「ほんっとに面白いよねぇー」と言ってくれます。

2025年はいつもの自分らしくもう遠慮せず、とにかく面白いブログ記事をお届けします(ベースが食というのは変わりません)。

一年間読んでくださってありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

それではみなさま、どうぞ最高においしいお年をお過ごしください!

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