食の取材歴19年のフードライター。食のトレンドや仕事メモを書いてます。イタリアンと魚が特に好き。

ゆるゆる、映画『かもめ食堂』に、うるり

先日「『ゆれる』を見た話を書いたら反響があったので、また映画の話。


小林聡美主演の『かもめ食堂』。

フィンランドに自分探しに行った小林聡美が、「フィンランド人に日本の家庭料理を出す店」を始めるが最初はまったくお客さんが来ない。 そのうち、やっと一人目のお客さんが来る。でもそれ以降はまた、人が全然入らない。

そのとき、同じく自分探しにフィンランドにやってきた片桐はいりと友達になり、はいりと二人で「とんかつキャベツ定食」」とか、豚のしょうが焼とか、焼き塩しゃけ&ごはんとか、新しいメニューを試すうちにだんだんお店が流行りだす(これがどれもすっごくおいしそう!)

そのなかで、面白いお客さんが来たり、ちょっとした事件(といっても笑えるようなかわいい事件)が起きたり… とにかくゆるーい、かわいい話。
しかし、正直私はこういう「人生ゆっくり、のんびりが楽しいね」なノリは苦手。 前回の「ゆれる」のような、人の心と心を探り合うようなヒューマン系どろどろか、一つの目的に向かってけなげに頑張る「おしん」みたいなわかりやすい設定が好きなのだが…この「かもめ食堂」はすごくよかった。

ゆるーいなかにも、ところどこにやさしい「笑い」あり、「涙」ありで、観終わった後「そうか、明日もがんばろう」とじんわり思ったもんだ。 セリフや話の展開なんかも最後までゆるいままなのに、飽きないのはどうしてだろう?
本編が終わってもしばらくひたってたくて、エンドロールも音楽聴きながら(なぜか井上陽水)、ずーっと見た。 感動するポイントはいくつかあるが、人によって違うと思う。これから観る方は自分なりに楽しんでほしいです。

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