食とは関係ないのだけど、
先日、DVDでオダギリジョーの映画「ゆれる」を観て、
しばらく放心した。
田舎で家業を継いだ、イケてない兄(香川照之)と、
東京に出てカメラマンとして成功したモテモテ男の弟(オダジョー)。
弟が田舎に帰省中に、ある人が事故死する事件に兄弟で巻き込まれ、
その場にいたお兄さんが
それをやったのか、そうでないのか、
弟が葛藤しながら裁判で証言するというシリアスな話。 映画会社に勤める妹から「絶対見て!」と勧められた。
兄の揺れる気持ち、弟の揺れる気持ち、
そして事故が実際はどういう状況だったのか、裁判も進むにつれゆれて…
という全員の「ゆれる」がよく出ていて面白い、というのが妹の意見。
ということで観たのだけど…ラストをどう解釈していいのか、
私自身は判断がつかず。
その場で
「ねえ、あれどういう意味?!」と深夜、妹に電話し、迷惑がられながら(笑)映画談義で盛り上がった。
香川照之はうまい!うますぎる。
あのマジメで挙動不審な感じ。
オダジョーはかっこいいです。
でも香川さんは弟役もきっとできる。が、オダジョーにはあの兄役はできない。
生まれながらの超イケメンや美女には、
素晴らしい作品ってのは創りだせない気がする…。
なんというか、「この瞬間に自分のすべてを死ぬ気でしぼり切る」という
鬼気迫るものが出せないのでは、と個人的に思うですが。
どうでしょう。