フードライター浅野陽子の美食手帖

“食べることがもっと楽しくなる”をお届けします(火木土に更新)。 食の取材歴25年のフードライター浅野陽子がレシピから名店レストラン、旅グルメや取材の裏話までつづるブログ。 著書『フードライターになろう!』発売中

【コラム】5月なのに「とうもろこし」!食べながら“現代の旬”を考えた(レシピあり)

食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。

今日はコラムっぽい話を。まだ5月なのに、スーパーにとうもろこしが出ていたんですよ!買ってきたとうもろこしをおいしく食べるレシピも書きます。

「初物七十五日」はもはや何なのか

私はスーパーの野菜&果物売り場を回るのが大好きで。春はたけのこ、夏はすいか桃、秋は栗、冬はまるまるの巨大な白菜……、と日本の豊かな旬を感じられて嬉しくなります。

が!つい先日はとうもろこしを発見!「え、もう?」とよく見たら「沖縄産」なのです。我が家の近所だけでなく、別のターミナル駅の駅ビルでも売ってました(それも沖縄産)。

「5月にとうもろこし!」と二度見

とうもろこし大好きなので、思わず買っちゃったんですがね……。そしていつも通り調理して食べたら普通においしかったです。

ちなみにとうもろこしのおいしい食べ方は「レンチン一択」です。詳しいやり方は何度も書いているのでこちらの記事をどうぞ。

asanoyoko.com

しかし、昭和生まれの私はとうもろこしって「真夏の食べ物」としてすり込まれてるのです。ホカホカゆでたてのとうもろこし、ヒヤーっとしたエアコン、蚊取り線香のにおいはセット。

大人からも「旬のものを食べると寿命が伸びるからね」なんて言われて育ってきたのですよ!

昔の季節感は今や、毎日の暮らしで感じるもの

わあ、とうもろこし!夏だー!じゃないのです笑

でも東京に住んで沖縄産のとうもろこしを5月に食べたらそんな「旬の食べ物体にいい説」はめちゃくちゃ。

ただ、日々のニュースで天気予報を見ていると「計測史上最速の真夏日(逆も)」とかよく出てくるし、夏の東南アジアみたいな猛暑も昔と明らかに違っている。

ちょっとお金を出せば(数百円だけど)近所で沖縄産が買える時代

さらに「食べ物の物流」も地球規模になっている。

昔ケーキ職人に取材したとき、「クリスマスのいちごは日本でハウス栽培も進んでいるし、それでもなければ南半球のオーストラリアから持ってくる」と言ってて。冬の食材のカキも日本中から取り寄せられるし、今やプロの食の世界で、「この時期じゃないと手に入らない」食材なんてないんですよね。

昔ながらの旬とは違うけど、「季節を感じよう」とする気持ちは残っている日本人。

「季節感のバグ」は普通になっているものの、きっと現代の旬は暦じゃなくて、毎日の暮らしで楽しめばいいんですよね!

それでは、今日も最高においしい1日を!

<こちらもどうぞ(過去記事)>

▼▼別の夏のコラム記事もぜひ:

asanoyoko.com

asanoyoko.com

asanoyoko.com

▼▼今週の人気記事:

asanoyoko.com