フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

野菜とソーセージのホットサラダ/手抜きと体力維持と美味ごはんと

_blog_2■ホットサラダです。
ブロッコリーなど好きな野菜を2~3分やわらかくなるまでゆで、野菜を出した後のお湯でソーセージも入れて3分ほどゆで、好みのドレッシングをかけます。チーズ系、クリーム系のドレッシングを少量かけると特に合いますね。

■某AM局のラジオ番組を聞いてたら、「最近の主婦はカレーをあまり作りたがらないそう。なぜなら野菜の皮をむいたり、刻んだりするのが大変だから」という話になっていました。そしたら男性のキャスターが「最近の人は手抜きになっちゃって・ ・ ・悲しいなぁ」と嘆いていた。
そのキャスターはわりと有名な人で、いわゆるシニア層の人。

■これを聞きながらじわーっと怒りが沸いてきました。手抜き主婦に対してじゃなく、嘆いていたシニア男性キャスターに、です。
「下処理が面倒だから料理しない=デジタル化した現代主婦は手抜き化傾向にある」と決めつけるのは、楽です。
確かに便利ないまの世の中、そういう面も多少はあります。が、それがすべてだから「一億総手抜き」になっているわけではない。昨日も書いたけど、とにかく現代の主婦は仕事を持って毎日会社行ったり、仕事を持ってなくても、この超スピード社会において日々激走し、ハーハー息切れしながら暮らしてたいへんに疲れているのです。

■料理が好きで好きで、料理の仕事してきて、ストレス解消のためまた料理をする、という「料理偏愛志向」の私でも、あまりに疲れると献立考えるのも嫌になること、結構あります。「仕事」としてお金をいただいて料理するのはよいのです。でも家事のため、と思うとどーっと疲れてやる気が起きないこと結構あります。

■シニアの男性キャスターさんは、30、40代のころ日本が高度成長期まっただなかで、家に帰ったら家事をきちんとこなしてくれている専業主婦の奥様がいたのでしょう。
毎日フーフー肩で息しながら、日中自分と同じように家のために働いて、帰りがけにスーパーによって買い物しながら帰宅して、すぐ玉ねぎの皮をむいてあめ色に炒める体力なんてとても残ってない、という現代女性の気持ち、わかってもらえないのだと思う。
今日ふと思ったことでした。

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