フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

パンを「蒸して」解凍すると・・・

■私は、買ってきて食べきれなかったパンは、当日のうちに冷凍しています。これって「おいしいテクニック」的によく本なんかに書いてあるけど結構な手間・・・(゚ー゚;ワインのおつまみとして、バゲットとチーズを買ってきて、飲み始めちゃうと本当にかったるい。
Photo ■・・・なんですが、冷凍すると本当に「その日のまま」の状態で再生できるので、完全ゴール到達が好きな私(^-^;、ついついがんばってやっちゃいます。食パンなら1枚ずつ、大きいパンは1食分くらいに切って、一つずつラップでくるみ、さらにビニールなどにまとめて全体を入れて冷凍庫へ。

■解凍は、ラップをはずし凍ったまま冷たいグリル(コンロ備え付けの魚焼きグリルなど)に入れて、火をつけて3~4分くらい焼く。とてもおいしく再生します。ですが、今日は以前、料理の本で読んだ「蒸し器で温めなおすとさらにおいしくなる」をやってみたくなりました。

Photo_2■「蒸し器」は通常、蒸し器に湯をはり、その湯が「湯気が立つほどグラグラに沸いてから蒸したいものを入れる」のが鉄則。でもグリル焼きの場合は「冷たい状態からスタート」するので(そうしないと外ばかり温まって中は冷たい)、あえて冷たい状態からパンを入れました。

Photo_3■ラップをはずし、まだ温かくない「水」の状態の蒸し器に入れ、火をつけ、湯気が上がってからタイマーでなんとなく5分セットしてみる。できた!写真にはあまり写っていないけど、パンからもおいしそうな湯気が立ってますよ\(^o^)/

■そしてたしかにしっとりふわふわには仕上がったのだけど、結論から言うと、グリル焼きで再生したのとあまり変わらないかも・・・(^-^;グリルで焼き目をつけてトースト風にしたくない、という人にはよいですが、大仰な蒸し器を出してきて洗う面倒さにはちょっと見合わない…
パン好きな方、試してみてください♪