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食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。「リゾナーレ熱海」への子連れ旅レポートの最終回です。
》【熱海】ふるさと納税の割引で「リゾナーレ熱海」へ子連れ旅してきた!(ホテル館内編)
》【熱海】ふるさと納税の割引で「リゾナーレ熱海」へ子連れ旅してきた!(夕食編)
》【熱海】ふるさと納税の割引で「リゾナーレ熱海」へ子連れ旅してきた!(朝食ビュッフェ編)
今回は最終回、観光とおみやげ編です。
リゾナーレ熱海と熱海駅の間の観光名所「起雲閣(きうんかく)」
リゾナーレ熱海は12時チェックアウト。最終日は朝食(こちらの記事を)を食べて温泉に入り12時までゆっくりするのもありです。
しかし3日間ホテルの敷地内で過ごして、もう十分。わたしたちは11時前に出ました。
リゾナーレ熱海から近い観光名所「起雲閣(きうんかく)」へ(タクシー8分)。
起雲閣は大正8年(1919年)に鉄道王が建てた別荘です。昭和になり、1932年に熱海を代表する旅館として開業。今は熱海市の指定有形文化財で、観光スポットです。
太宰治や志賀直哉、谷崎潤一郎など日本の文豪に愛された宿。いわゆる「作家の大先生たちがカンヅメにされて小説を書いたホテル」です。文筆家の端くれとして、ぜひ行きたかった(特に谷崎潤一郎ファン)。
太宰は狂人ぶりが映画化されて有名だけど、谷崎の筆力はホント天才……。「痴人の愛」の読みやすさとエロさ。令和の高校生でもグイグイ読んじゃうのでは。谷崎作品はほとんどKindleで読み放題なのでぜひ。
歴史遺産としての和洋混合旅館
話を戻して、館内の様子をご紹介。入館料610円(中高生360円、小学生以下無料)です。
広い日本庭園を囲むように客室が広がっています。和室と洋室両方あります。
床の間を備えた伝統的な日本家屋と、アール・デコ調の洋室。本物の歴史的装飾。重みと風格が強烈です。
リアル「テルマエ・ロマエ」
面白かったのが「ローマ風浴室」。リアル「テルマエ・ロマエ」です。天井が高く、壁のタイルや蛇口はクラシックなヨーロッパ感があふれています。
昭和4年(1929年)に完成。今では当たり前のホテルの大浴場ですが、当時衝撃的だったのでは。映画の撮影場所にもなっています。
ゆっくり1時間ほど見て回り、退散。面白かった。大正・昭和初期にタイムスリップした気分になりました。
帰り際、女性観光客が「現金を持ち合わせていない」と言われて入館できず、困っている場に遭遇しました。かなり問答していて。
よっぽど代わりに出して、PayPayか電子マネーでもらえればと言いかけましたが……家族に猛反対され、断念。
日本にはすばらしい観光地があるのに、いまだに入館料が現金のみの場所ばかり。熱海だけでなく札幌、大阪、京都の大都市もかなり多い。ホント惜しいです。
熱海駅前でおみやげを
起雲閣からタクシーで熱海駅前に行き、ロッカーに荷物を預け、お土産散策へ。
駅に着いたのは人であふれる12時前。またもロッカーが空いていない問題に遭遇しそうでしたが、奇跡的に1個発見。
「現金のみ」「ロッカー不足」「ライドシェア解禁」。日本が観光立国を目指す今、この3大課題の解決は急務ですよね!
漬物と海鮮練り物をゲット
駅前からのびる長ーいアーケード商店街(仲見世商店街)をぶらぶら散策。
アーケードを抜けて、車道に出てしばらく進んだ右手(熱海駅から徒歩7分)の「岸浅次郎商店」へ。
ガイドブックで調べて行きたかった、漬物の有名店です。
野菜の漬物と梅干しを買いました。
梅は味と香りの濃厚さがすごかった。しかし漬物もおいしくて!ここから漬物にハマってしまいました。
https://asajirou.jp/
お魚のすり身の店 山田屋
岸浅次郎商店のななめ対面にあるすり身専門店にも立ち寄り。ここも前から調べていたお店です。
しいたけとえびが入った揚げ物を購入。ビールのお供に最高で。あっという間に食べてしまいました。
おみやげは重いけれど、一つでも買うと帰っても旅がよみがえります。
今回で熱海の旅レポートは終わりです。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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