食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。
今日は土曜なので本の話を書きます。
『女性フリーランスの働き方 仕事がとぎれない ムリせず長く続けられる』を読んで思ったこと。

著者の小川真理子さんは『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』などの著者(共著)が複数ある、フリーライターの方です。
専門ライター vs ノンジャンル
私は「食限定の取材歴25年」と書いていますが、取材歴は出版社勤務時代も含めてで、会社を独立し、フリーとして活動してきたのは2005年から。
デビュー当時、実績ほぼゼロの状態で鼻で笑われながら「フードライター」と名乗ったり、編集部に特攻隊のように売り込んだり、この20年、いろいろありましたね。

今回、少しでも役立つことがあればと思って手に取りましたが、20年やってたらさすがに知識としてはもう知っている or やっていることが多かった。
ただ、私は完全に「食」にしぼって仕事を受けてきたので、そうか、専門ライターじゃなくこうしてノンジャンルの書き手として活動すると、もっと仕事があるのか、こんな苦しくないのか、とも思いました。軽く落ち込みました。
すでに知っている話も多かったが、印象に残ったこと

参考になったのはこんなことです。
- 仕事の「売り込み」は自分のためでなく「相手を助ける、ラクにする」という発想で営業をかける
- セミナーやパーティー(交流会)に参加する際は「一人だけ」と名刺交換し、「何か一つだけ」得て帰る、というハードルを上げない狭い目標を立てればOK
- 働く目的は途中で変わってもいい→
小川さんは若い頃は「雑誌に自分の名前が載る」という承認欲求がゴールだったが、途中から「自分の文章が読者を救っていた」という経験に気づき、そこから「誰かを救う」と変えたそうです
なるほどなーと読みながら納得しました。

逆にそれは無理!と思ったのは、こんな話です。
- 取材時はトラブルに対応できるよう毎回アポ1時間前に現地到着→ワーママフリーランスはさすがに難しい
- 原稿料を減額された話→「原稿が期待以下だった」と納品後にギャラを下げられそうになった……って、ありえなくない?契約違反じゃん!と憤慨
- 編集者が自分の都合で1-3時間平気で遅刻、平然と打ち合わせを始めようとした話
えー!まあ、昔のメディア業界の異常さを表している例かもしれませんが……。
あとは、
- 連載が終わるなど、仕事が途切れたら自分磨きをしよう
- 価格交渉の際、見積もりを出してと言われたらいったん請求額を提示し、「ただ調整できますのでなんなりと」と付け加える、と
いやー自分はそこまでできないなー、余裕あるフリーランスはすごいなーと。

まあ理想のフリーランス活動はいまだにできてないですが(笑)、それでも20年は続けて来られたので、よしとしようか、と思えたのでした。
フリーランスを目指す方、働き方に迷っている方は読んでみてください。
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それでは、今日も最高においしい1日を!
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