フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴25年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話を紹介するブログ。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

【神田】創業140年なのに令和のSNS発信がすごい!レトロスイーツの王道「近江屋洋菓子店」にやっと行けました

食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。

今日は神田にある老舗のケーキ屋さん「近江屋洋菓子店」にやっと行けた話。

ご存知ですか?

あまりスイーツに興味がないわたしでも、なぜか近江屋洋菓子店SNS発信がよくスマホに入ってきて。

やっと行けて、魅力がよくわかりました。

明治中期に創業「リーズナブルだけどチープでないものを」

近江屋洋菓子店の入り口

明治中期の1884年に創業。「リーズナブルだけどチープでないものを」がコンセプト。

入り口も古ーい洋館のような、本物のレトロな空気であふれています。

ガラスケースに並ぶいちごショート。下段はサバラン!

午前中でしたが店内はケーキを買う人ですでに行列(販売のみ)。店内の雰囲気、ガラスケースに並ぶレトロなケーキたち……。

フルーツタルト、プリン、コーヒーゼリー……レトロでかわいい!

わたしが小学生の頃こういうお菓子屋さんあったなぁ。

20代ではそれが古く感じて、キルフェボンアフタヌーンティーのスイーツがキラキラして見えて、憧れたものだけど。

あれから四半世紀たち、何周か回って逆に若者には新鮮なのね。

アップルパイとレーズンウィッチの懐かしさにも萌え!

わたしはアップルパイ好きなので、人気商品のアップルパイと娘が好きなカヌレを買って帰りました。

食べると懐かしさ爆発

紙袋に入れてくれます。

家で開けて食べるときも懐かしさじわじわ。

この素朴な感じ。昭和だ……。

家に帰って開けてみました。袋もケーキのビジュアルの味もすべてが懐かしい。

アップルパイの味そのものも素朴で。小学生の頃、祖母(大の甘党)の家で、温かい紅茶と一緒にこういうケーキ食べたなあと。

令和の発信がすごい

老舗の発信力がブームの素になっていると思います。

ちなみに最初に書いた通り、近江屋洋菓子店SNS発信がすごいのです。

XやInstagramで、毎日いろいろすてきな投稿がバンバン入ってくる(どちらもフォロワー10万人以上)。

だからスイーツ好きでないわたしも気になって足を運んだわけで。

商品のよさもあるし、世の中全体のレトロブームもあるけど、やっぱり丁寧でこまめな発信がいろいろなお客さんを引きつけて、朝からあんな行列を作っているんだなと。

フードライターとして、マーケティングの面からもいろいろ勉強にもなりました。

スイーツ好きは行ってみてください!

あと食の老舗企業で「うちはこんないいもの作ってるのに、なんで世の中の人はわかってくれないんだ!」とモヤモヤしている会社の方もぜひチェックを。

それでは、今日も最高においしい1日を!

<こちらもどうぞ(過去記事)>

asanoyoko.com

asanoyoko.com

asanoyoko.com