フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

チーズ愛、再燃中☆伊パルミジャーノと仏コンテ

■チーズのお仕事や取材は定期的にときどきあって、そのたびにああやっぱりおいしい、素晴らしいと思ってしばらくハマります(=散財するということ)。イタリア料理の本を読んでいたらパルミジャーノのおいしそうな詳しい記述が出てきて、どうしてもあのガリガリとした感じが食べたくなって。出かけた帰りにチーズショップにふらふらと寄って買ってしまいました。東急フードーショー@渋谷のフェルミエさんです。

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■イタリアのパルミジャーノ・レッジャーノ(上)と、フランスのコンテチーズ(下)です。チーズ(賞味期限の短いフレッシュチーズ)にはハード系とか青カビ系とか、全7種類の分け方があるのですが、パルミジャーノはハード系、コンテはセミハード系です。
パルミジャーノは専用のアイスピックに似た道具でがりがりとかち割り氷のように削り、コンテは羊羹のようにこうして棒状にスライスします。端っこから中身に向かってなど、方向も決まってます。

■厳密には切り方もそれぞれ「旨みを最高に引き出すそのチーズの切り方」というのがあります。この区分といい、食べ方といい、興味がない人はワインと同じくらい、「うっわー、めんどくさい!」と思うと思います(笑)でもそのめんどくささと同じくらい、フレッシュでいいものは本当においしくて、知る価値、語る価値はあって。まあワインもそうなんですが…音楽のクラシックもJポップもアートも、きっと人を感動させるものって全体的にめんどくさいのよね。私は音楽に弱いので、同じテンションで語られたら逃げるかも(^-^;

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■この値段をどう思うか…この量なら4日くらいで食べきります。フェルミエさんはいつも、とても良心的な値付けだと思います。チーズって本当にピンキリで、安いものもあるのでこんな値段を出すなんて!と引く人もいるのではと思いますが、おいしいのよー(゚▽゚*)
しかも旨みがすごく濃厚で、しかも口に入れたあとじわじわと広がるので少量でほんっとに満足します。パルミジャーノはじゃりじゃりと砂を噛んでいるような(食感だけ)感触がありますが、これは全部アミノ酸の結晶(=旨みのかたまり)と前に取材で聞きました。
空腹で家に帰って、とりあえずなにか1杯と良質なチーズを口に入れると、昼間の疲れ、イライラ、ぐったり、一瞬で吹き飛びますよ!

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