フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

フードライターが見つけた、絶対女子ウケする手土産4選

人に差し上げる手土産、特に「食べ物やセンスにちょっとうるさい女子」への贈り物は迷いますよね。

手土産に関する情報はたくさんネットにありますが、フードライターの私が偶然手にして、他にないかわいさと味に感動した、手土産4つをご紹介します。(※店舗内観の写真は、すべて許可をいただいた上で撮影しています)

BREW TEA Co(ブリューティー・カンパニー)の紅茶

ブリューティー

表参道のAo(アオ)ビルのすぐ裏にある、小さな紅茶の専門店。イングリッシュ・ブレックファーストやアールグレーのような定番のほか、「レモン&ジンジャー」や「フルーツパンチ」、「ジャスミン・グリーン」といったオリジナルのおしゃれ茶葉もあります。イギリス発祥のブランドで、味はすっきりしているのに香りや味わいが深く、とてもおいしい。全種類、ティーバッグとリーフタイプ両方あります。

 

ブリューティー

値段は、リーフタイプのイングリッシュ・ブレックファースト(113g=400mlのポット22杯分取れる)で1,350円(税込)〜。おしゃれ系手土産としては、ちょうどよい感じではないでしょうか。

ブリューティー

オンラインでも購入できます。実店舗は青山のここだけですが、女性アパレルブランドの「GALLARDAGALANTE(ガリャルダガランテ)」のショップでも売っているのを見て、おお〜!と叫んでしまいました。店員さんに聞いたら、洋服を買うついでに、ギフト用にこの紅茶を買う女性が多いとか。

まずはどんな味か飲んでみたい、という人には青山のお店で試飲できますよー。ここはミニカフェにもなっていて、座ってゆっくり一杯飲むことも可能です。

ブリューティー

BREW TEA Co.(ブリューティー・カンパニー)

SENBEI BROTHTERS(センベイ・ブラザース)の煎餅

セイベイブラザース

「星のや 東京」の取材のとき、初めて出会いました。東京・江戸川区発のブランド煎餅。口の中でモショモショしない、さっぱり、洗練された食感と口どけにびっくりで。パッケージがカッコよく、「東京ソース」「スモーキーイタリアン」「ビーフジャーキー」など今までになかったような味のバリエーションも斬新です。

セイベイブラザース

これは「星のや 東京」とのコラボ商品ですが、お店オリジナルの煎餅は、新宿のNeWoman(ニュウマン)など都内各所で購入できます(販売店一覧はこちら)。

日本に昔からあるものって、伝統的なスタイルを少し違う角度からテコ入れすると、すごく新しく、カッコよくなるケースが多々あります。まさにこのセンベイ・ブラザーズさんがそう。

「せんべいを、おいしく、かっこよく」。このブランドコンセプトからカッコよくないですか?オンラインは売り切れ続出だそうですが、東京や神奈川の取り扱い店舗では常時買えるようです。手に入れられたらぜひ食べてほしい!

SENBEI BROTHERS(センベイ ブラザース)

大和書房からこんな自叙伝も出てた。TBSの日曜ドラマになりそうです。

GAZTA(ガスタ)のチーズタルト

 

ガスタ

白金周辺で取材を終えた後、偶然ふらっと入ったチーズケーキ専門店。

ガスタ

勉強不足でそのときまで知らなかったのですが、ここで買えるのは、スペインの美食の街・バスク地方(自称グルマンは、「バスク」という言葉に異様に反応します)の門外不出のレシピを再現したチーズケーキです。2018年7月に日本上陸。

ガスタ

主張を抑えたシンプルな店の外観がカッコよく、ふらふらと吸い寄せられ、なんとなく1個買って帰ったのですが…ひと口食べて見たら、まあーーーおいしい!

ガスタ

甘すぎず、酸っぱすぎず、クリーミーで、でもしつこくなく。かなり濃厚なケーキなので「何個でも食べられる」というお菓子ではないです。でも一度食べると忘れられない。そしてまた食べたくなる。久々にインパクトを感じたスイーツです。

ガスタ

 

GAZTA(ガスタ) (2019年2月からオンラインも開始したそうです。上記リンクに詳細あり)

<番外編>Le Sucre Sucre(ル シュクルシュクル)のフィナンシェ

ルシュクルシュクル

大阪のパティスリーで、都内で買えないので「番外編」として最後に紹介します。大阪・池田にある洋菓子店のフィナンシェ。いただきものです。

ルシュクルシュクル

アンニュイなブルーの丸箱入りの、美しいたたずまい。見た時からハッとしましたが…

ルシュクルシュクル

箱を開けてみて、さらにやられましたw(゚o゚)w 大阪から東京まで旅してきたというのに、フィナンシェが内袋に入っておらず、そのまま箱に入っている!すごい。

これはどういうことか?よく贈答品や返礼品などでもらう箱詰めのお菓子のように、長期保存には耐えられない。でもおいしいから、長期保存するまでもなく、あっという間に食べちゃうよ、というパティシエの自信と狙いが込められているのはないか?(もっといろいろ背景はあると思いますが)

ルシュクルシュクル

実際、本当においしかったです。外側カリッと、中しっとりむっちりの食感がきちんと残っていて。甘さも適度。ひと口食べるごとに、アーモンドの香りがふわっと鼻に抜けました。

ルシュクレシュクレはこうした焼き菓子や生のケーキも販売していますが、オンラインや他店舗では一切扱っていないそうで、この池田のお店でしか買えないとのこと。渡すときに「大阪の1店舗でしか買えないんですよ」、というレアコメントを添えると、おいしさも倍増しそうです。

Le Sucre Sucre(ル シュクルシュクル)

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いかがでしたか?「フードライターが見つけた、絶対女子ウケする手土産4つ」をご紹介しました。(ちょっとうるさい)女性への手土産に悩んだときは、参考にしてみてください。