食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。
今日はわたしがどハマり中の「べらぼう」(NHK大河ドラマ)についての話。
みなさん見てますか?
わたしは毎週楽しみすぎて、こんなガイド本(2冊も)買ってしまいました(^^;
日本の出版業界の原点が楽しくせつなく美しく描かれてます
本当はNHKの公式YouTubeダイジェストを載せたいのにできない……(テレ朝の動画でもわかりますが、できればこちら見て!)
現在「べらぼう」は第12話まで放送済み。でも公式YouTubeは12回分それぞれダイジェストを動画で出しているので、それを見れば今からでも追いつけます!
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見始めたら過去NO.1大河になりそうな予感!
わたしは日本史が大好きなので、大河ドラマは毎年見てます。
でも「べらぼう」は「なんかTSUTAYAの宣伝っぽいな……」と思って、録画してしばらく手をつけてませんでした。
しかし見出したら止まらない!
大河ドラマでも、メジャーな武将の歴史上の重要人物でなく、いわば「町場の普通の人」を扱った初めての作品だそうです。
これまでわたしの大河NO.1は「青天を衝(つ)け」だったのですが、これを超えそうな予感です。
え、「イケメンが頑張る作品が好きなだけじゃん」って?(笑)いや、それだけじゃない理由は以下を。
出版の原点が見られてワクワク
平和が260年続いた江戸時代。しかもこの田沼意次(おきつぐ)時代は出版や芸能など、庶民のエンタメ活動がゆるかったとき。
印刷の原点になる版画の板を彫って、それを紙に刷って、穴開けてひもで閉じて製本して本屋さんに並べて、街の人が買って夢中になって読んで……。そんな様子が描かれてます。
ドラマを見て「ああ、わたしが今やっている仕事は、200年前の江戸で、こんな風に始まったてたんだ」と知ってすごく興奮します。
令和7年の現代だって、一度印刷されたものはネットと違って修正できないので、紙の雑誌や書籍は何度も校正します。
が、下絵を描いて木に彫りつけてた当時は、一冊の本を企画して版を作って出すまで、どれほど大変だったんだろう(涙)。
そんな時代に斬新な企画を次々と考え、メディアプロモーションを打ちまくって世の中を驚かせ、天才クリエイターを生み出す蔦屋重三郎の才能にもワクワクします。
これからの展開は北斎、歌麿、写楽など天才絵師たちが登場し、政権は田沼意次が失脚して、松平定信が台頭し失脚し……と、どんどん動いていく流れ。
主役の横浜流星さんを筆頭に、俳優さんたちも美しくて見応え抜群だし、楽しみです!
江戸の食文化もちょっと出てくるので、食が好きな人も面白く見られます。
食器洗って乾かしてまた新しい料理出して、って水道やガスがない時代。飲食店や宿屋の調理場、どうやって素早くさばいてたんでしょうね(笑)
まだ見てない方はぜひ一緒に見てほしい!
それでは、今日も最高においしい1日を!
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