フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

フードライター直伝「普通とは少し違うベスト体重の見つけ方」

パスタ画像

こんなボリュームパスタもよく食べてます(渋谷・桜丘のイタリアンでランチ

こんにちは、フードライターの浅野陽子です。

昨日公開した「取材歴20年のフードライターが教える『食べても太らないメソッド』」、多くの方に読んでいただき、リツイートもしていただきました。

 

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 今回はフードライターのダイエットメソッド第2弾、私なりの「ベスト体重の見つけ方」について書きます。

なりたい体重は計算式で出してはいけない

昨日の記事、そして今日の記事に興味を持ってくださった方は、少なからず自分の体型に不満を持っているのではないでしょうか。

「あー、もっとやせたい!」「かっこいい体型になりたい!」「10キロくらいやせたい」という願望をお持ちだと思います。

では、あなたがなりたい「ベスト体重」は何キロでしょうか?

……しーん(笑)

やせたいと常々思っていても、今の体型から最終的に何キロ減らすのが自分にとってベストなのか、案外わからない方が多いのではないでしょうか?

一般的に言われている理想の体重の計算式は

  • 健康体重(健康上、最適な体重)=身長(m)×身長(m)×22
  • 美容体重(見た目上、最適な体重)=身長(m)×身長(m)×20

です(身長150センチの人なら1.5×1.5×22=49.5キロ)。

こちらから自動計算できるのでどうぞ。

BMIで計算するから成功しない

この計算式の20や22は、ボディマスインデックス(=BMI、肥満度を表す指標として国際的に用いられている体格指数。厚労省生活習慣病予防ののための健康情報サイト」より)です。

厚労省のサイトによればBMI22は「最も病気(生活習慣病)になりにくい数値」だそうですが、ご自分の身長で計算してみて、いかがでしたでしょうか?

ざっくりした印象として、「健康体重の式で計算するとわりとぽっちゃり、美容体重だと細すぎ」だったのではないでしょうか?

「美容」を通り越して逆に老けて見える不思議

ちなみに身長162センチの私の場合、この計算式に当てはめると、

健康体重:57.7キロ

美容体重:52.5キロ

です。

そして、現実は53キロ後半から55キロ台を日々行き来している状況です。

しかし!

一番重い55キロ後半のときでも「食べる仕事なのに、どうしてそんなに体型維持できているの?」とまわりからはなぜかほめられます。

逆に、53キロ台に近づくとどんどん骨ばっていきます。

昨年、月断(月曜断食のこと。昨日の記事参照)のアンバサダーとしてストイックに根を詰めていたときは、51キロまで落ちて「40台の女性で細すぎるのは逆に老けて見えるるからやめなさい」と、いろんな人に心配される始末。

要はですね、身長とBMIだけで出した数値上の数字にしばられるのは無意味であり、また、逆に常に「やせたい」と思っていても、案外まわりからはそこまで太っていると思われていないので、ご自分を追い込む必要はないということです。

大人は長い人生経験から持っている「ゾーン体重」を目指せ

ただそうは言っても、自分では今の体型が気に入っていないのに「〇〇さん、全然太ってないよー。やせる必要ないよー」と他人から言われると、ちょっとイラッとしてしまうものです(笑)

なので、どうしてもやせたい大人は、長い人生経験から持っている、「自分だけが知っている、なかなか良い体重」を目指してください。

上記の計算式には当てはまらない、「この体重だったときの自分が、よかった!」という、ゾーンに入った時代の「ゾーン体重」があるはずです。

私のゾーン体重は53キロ前半です。

52キロ台だと、アパレルショップで試着するとどんな洋服も着られて快適ですが、見た目がかなり「棒」になってしまうのと、パスタやスイーツ、パン、ハンバーガーなどを制限しないと維持できないので、食べるジャンルが限られ、仕事に支障をきたします。

53キロにいれば御の字。

洋服はすべてではないですがほぼ入るし、なんでも食べてもOK。

糖質系の取材が重なったり、(今は難しいですが)プライベートで食べすぎて55キロ台を突き進んできた時でも、昨日書いた断食や野菜中心の夕食でリセットする、というサイクルです。

 

ということで、今回は王道のセオリーとは少し違う、ご自分のベスト体重の見つけ方について書きました。

コロナ太りやオリンピック観戦太り?で体重増が気になってきたけれど、どんなゴールを目指していいのかわからない、という方は参考にしてみてください。

「自分の体型を自分でコントロールできている」という実感は、案外大きな精神的な支えになってくれると思います。

 

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