フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

完璧主義に意外と合っている、重曹とダイソーで完璧すぎないナチュラルそうじ

自分でもいやになるくらい完璧主義&前倒しにやっておかないと不安になる性格で、いろいろな場面でつらくなっていますが(笑)、特に「家のそうじ」でそれを通そうとすると、本当につらくなります。

「完璧主義が完璧なそうじを目指す=新築状態に戻す」というゴールになり、そんなことは無理なわけで…最初はがんばってみるものの、つまづいて結局放置してしまうという一番ダメなスパイラルにはまります。

「完璧に取れすぎない」のが実はいい

あー、そうは言っても家はどんどん汚れるし、もうすぐ年末だし、またがっつりそうじをやらなきゃーと思っていた矢先、どこかの待合室で手に取ったこの本。

2002年発行の古い本です。実は結婚してすぐの10年くらい前、一度ハマりました。重曹クエン酸、炭酸水など、口に入っても大丈夫な素材で家中をそうじする、というやり方が書いてあるもの。

昔から、市販のカビ取り剤などのケミカルなにおいが本当に苦手で。においもなく、環境にも優しいし、これはいい、とハマったのですが、完全にすっきりとは落ちないんですよね。1年くらいやって、断念したのですが…

10年ぶりにやってみると、意外と落ちる

待合室で、久しぶりに目を通したページ(「重曹でキッチンの汚れを取る」)がおもしろくて。重曹は家にたまたまあったので、帰ってすぐ、キッチンをそうじしてみました。

シンクそうじ

(写真はフリー素材から取ったイメージですが)あれ、こんなにきれいになるんだっけ?と。特にシンクや水回り、ヌルヌルしてきれいにしたいと思いつつ放置してたところが、どんどんすっきりして、驚き。

そうじの本によっては「キッチンの汚れは、スポンジに食器用洗剤をつけてこするだけで落ちます」と書いてあるけど、重曹の方がはるかに落ちる。キラッ、ピカッ、ツルッと音を立てそうな仕上がり。

なによりいいのは、「そうじした直後にまな板を出して食事の準備をしたい」というときに、ちゃんと洗剤が落ち切っているかな?と過度に心配しなくていいことです

完璧主義の私はそれが心配で、そうじ後に水で大量にキッチン台を洗い流し、床までびしゃびしゃになるということがよくあるのです。

再びハマって形から入るが…10年後のダイソーの進化と言ったら!

そんなわけでまたハマり、私の「第二次ナチュラル・クリーニング期」が来たわけですが…

この本の通り、スプレーやらブラシやらいろいろな道具をそろえたい、特に「粉末状の重曹をパラパラ均一にふりかける容器」がほしいと近所のダイソーに走ったら…

ダイソーのふりかけ容器

こんな便利な、重曹パラパラに最適な道具が売っている!!これね、重曹そうじしたい人にすっごいよいです!一個買ってあまりによかったので、さらに買い足し、重曹をつめてキッチン・お風呂場とそれぞれ配備。

ダイソーのカクテルシェーカー

ちなみに約10年前、最初にナチュラルクリーニングにハマったときに唯一、パラパラできる容器としてあったのがこれ。ふた付きのカクテルシェーカー。10年前に重曹用に買って、いまはたまーに使う漂白剤を入れてました。

ダイソーのカクテルシェーカー

これも当時はよかったんだけど、出口が小さすぎるのと、重曹を入れ替えるとき容器のほぼ半分が空いてしまうので、こぼれやすく大量には詰められなかった。入れても入れてもすぐ使っちゃって、めんどうで。

この進化系?容器のほか、この本で指定しているサッシブラシ、クリーニングクロスなども現在はほぼ全部近所のダイソーで、リーズナブルにそろうようになり…10年前は東急ハンズにいちいち買いに行ってた気がする。

本当に、いい時代になったものです<( )> 

ちなみに重曹クエン酸も全部ダイソーで買えます。ナチュラルクリーニング未経験者にも、参入障壁 めっちゃ低くなったね!

*進化したダイソーは、完璧主義の強い味方!*

重曹そうじ、やりたくなったでしょ?ダイソーに行きたくなったでしょ?この本も、Amazonで中古本を買えるし(出版業界の人間としては勧めたくないですが、絶版で中古しか買えない)、図書館でも借りられるので、年末前に一度ためしてみてください。家のいろんな箇所をきれいするレシピが書いてあります。

そうじって、一回で完璧にしなくても、継続してちょこちょこやるのが本当に大事なことなのよね。でも完璧主義には実はそれがすごく難しいことで…でも重曹のあのキラキラ感、そして安心感を見ると、ま、こんなもんでいっか、次またやろうとモチベーションが上がります。