フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

年末じゃなく正月三が日に断捨離→掃除した方がラクだし気持ちいい

仕事納め、忘年会、おせちの仕込み、里帰りする人はそのための準備など、年末は「今年中にやっておくべきこと」が多すぎて、大人は目が回ります。それに対して、年明け三が日はうそのようにのんびり。

年末、ひと通りは掃除しましたが、やりながら「これって、年末に無理やりやるべきことなのかな?」と思い…そして年始に片付け(いらないものを断捨離)して掃除したら、とても気持ちよかったのです。

片付け(断捨離)の達成感から新年スタート

年明けに、ずーっと整理したいと思い続けてできなかったキッチンの棚を整理しました。実家の母から受け継いだり、自分で買い足していってあふれかえり、カオスだったお菓子道具のコーナーがありまして。

棚

(※写真はフリー画像からのイメージ) 年始で時間があるので、数箱分の中身をすべて出して見直しました。

いろんな道具が混ざっていたのを「焼き菓子用の丸型」「焼き菓子用の角型」「ゼリー型」と分類し、長年使ってないものは思い切って処分(まだゴミ回収が始まってないから処分品として一箇所にまとめる)。

まあー、すっきりしました!

なんというか、整理したのは家の中なのに、自分の脳内のぐちゃっとした部分が一つ、クリアになって最高!しかも、年始だと「これ、捨てようかとっておこうか…」と悩まず、スパッと決断できるのです。

断捨離の「達成ハイ」で掃除もスムーズ

長年モヤモヤしていた棚の整理が終わって、あまりのスッキリ感にまたキッチン周囲をかるく掃除。重曹クエン酸を使った簡単エコ掃除です。やり方はここに一度書きました。

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重曹クエン酸を使った掃除も、シンプルですが慣れない人は大変だし道具もそろえなきゃなので、まずは表面のホコリだけ取って、水ぶき→からぶきだけでも。かなりきれいになります。

しかし掃除の手順に力入れるよりも、まずは断捨離の「達成ハイ」を。この「自分の中の勢い」(?)を何より先に得ることが大事。

三が日に間に合わなかった人は、年明けにすぐ来る成人の日の三連休や、それ以降の休みの日にやってもいいと思う。何より、「新年のキーンとしている冷たい空気」の中だと決断力がさえて断捨離しやすく、そのまま掃除にも移行しやすいと思います。

高価なものは最後まで実力発揮

今治タオルのボロ布

今治タオルのボロ布

ちなみに掃除に使うのは、こうしたボロ布です。我が家で長年使い倒したバスタオルを、ハサミで切ってためておきます。半分に折って、裏返しながら使うときれいな面が4回使えます。

今治タオルのボロ布

で、今回使ったボロ布に一部、今治タオルのバスタオルがありました。うちではこんな高価なタオルは買わないので、たぶん法事の返礼品で数年前にもらったもの。大事に使って洗濯し、さすがに穴が空いてボロボロになってきたので掃除用に。

そしたらいままで使ったどんなボロ布より、今治タオルが汚れがよく落ちてびっくり!!油がこびりついた、キッチンの床やコンロまわりが面白いように落ちた。高価な日用品って、最後までよく効果を発揮するんだなーと妙に感心してしまいました。

*失敗のない家事が掃除と片付け*

掃除

掃除と片付け、達成感があります。すごいのは、同じ家事でも料理は時間や労力をかけても失敗することがあるのに、掃除と片付けはやればやるだけ必ずきれいになるということ。

料理は何品もがんばって作っても全部おいしくできないときもあるけど、掃除は家の何カ所か水ぶきとからぶきをすれば、そのあたり一帯がキラキラしてきます。労力に対する結果が必ずともなう、すごい家事です。

棚

片付けもそう。クローゼット、げた箱、本棚、キッチンの引き出し、そこに入っているものを一回全部出して、いらないものを処分に回し、いるものを自分が使いやすい順番に並べ替えるだけで、前の状態より必ず進化する。

ふだんだと「いつかやろう」と思って放置しがちだけれど、新年は断捨離むき。忙しい年末に、無理やりやるべきではないです。新年の方がずっと落ち着いてできるし、さらに新年は捨てるかどうかの決断力が格段に上がるし。

一カ所でもやってみて、2018年のいいスタート、切ってください!