食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。
今日は日比谷にあるブーランジェリーカフェ「ル・プチメック」を紹介します。
日比谷シャンテ1階にあるカフェ。場所柄ビジネスパーソンでにぎわってました。
日比谷シャンテ1階にあるおしゃれなパンカフェ
夜型体質で朝は食欲がないのもあり、世のモーニングブームに今ひとつ興味がないわたし。
しかしこの日、朝イチで家を出て銀座周辺にいなきゃいけないアポがあり、夕方まで食事が取れないのがわかっていて。
久しぶりに外で朝ごはんを食べることになりました。
それでも絶対にテキトーには済ませたくない。よさそうな店を調べると、ヒットしたのがここ「ル・プチメック日比谷店」。京都発のおしゃれなパンカフェです。
日比谷シャンテの1階でわかりやすい。
朝のオフィス街のパン屋さんって……なんて優雅なんでしょ
この日は初春の快晴、キーンとした空気が流れてました。出勤や朝のアポのため、忙しくビジネスパーソンが闊歩する日比谷の街。
朝ごはんには興味がないものの、そんな朝のオフィス街で整然とデニッシュが並ぶ風景があまりに美しく、わたしワクワクしましたよ。
お食事パンと甘いパン、温かいカフェオレをチョイス
美しいデニッシュや菓子パンも魅力的でしたが、野菜やたんぱく質も食べておかないと1日もたない。
「エビとゆで卵サンド」とくるみとレーズン入りのパンをチョイス。くるみレーズンは半分に切ってもらいました。残り半分とミルクフランスは娘のおやつ用に持ち帰り。
パンは香り高くて、ガシッとした皮に包まれたみずみずしい食感が美味。温かいカフェオレも買って、ボーッと外のオフィス街を眺めながら食べたわけですが……。
すごく優雅な気分になると同時に、30年以上前の中学生の頃の記憶をふと思い出しました。
35年越しで妄想中学生が夢を叶えました
35年前の中学2年のある朝、歯医者か眼科、どちらかにどうしても行かなきゃいけなくて。
わたしは学校の1時間目を休んで、朝一番に一人で行ったのです。
父の会社の近くだったか、なんでそうなったのか覚えていないのですが。こういうビジネス街の病院で、その横にコーヒースタンドがあって。
中学生が初めて踏み入れる朝のオフィス街。カッコよく仕事に向かうビジネスパーソン(女性もいた)と、一帯に流れるコーヒーの香りが、鮮明に体に焼き付きました。「ああ、あんなカッコよく働く大人になりたいなぁ」とドキドキ。
この日、日比谷で朝食を食べながら当時の妄想がよみがえり。「わたし35年経って夢を叶えたんだ」と嬉しくなりました。
どうってことない 話なんですが(^^;
高級レストランでないけれど、日常のカフェで記憶とともに得られたごちそう。贅沢な時間でした。
毎日おしゃれなパンの朝ごはんを食べるのはお高いですが、たまにはこういう優雅な朝食もいいですよね!
http://lepetitmec.com/
それでは、今日も最高においしい1日を!
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