食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。
今日は土曜なので本の話を書きます。
巨人・阿部監督の辞任でAIの限界が世の話題になっていますが、AIが文章を書くことが当たり前の時代。だからこそ読みたい、人間はどんな文章を書くべきか。
『みんなが読みたがる文章』は、それを解説している本でした。

2024年発行、AI時代の文章術の本

今、めちゃくちゃAIが話題ですが、この本の発行は2年前、2024年9月に出た本です。
AIがなんかすごいらしいぞ、と言われ始めた時期で。私は「ヤバイ!」と焦っていました。
そんな時に地元の大きな本屋さんで見つけた本です。
そのときAIは話題だったけど、書店ではどこも大きな「文章術の本のコーナー」を作ってたんですよね。
その中で「書店員おすすめ!」「注目の本」みたいに山積みで紹介されていました。
文章は感覚じゃなくてテクニックで書く?なんと韓国人作家の本

そしてびっくりしたのが、この本、ナムグン・ヨンフンさんという韓国人のベストセラー作家が書いた翻訳書なんです。
そして「韓国語で書いた日本語の文章術の本」。翻訳本なのにかなり実践的。「伝わる文章」をロジカルに説明している。
20年以上フリーで職業ライターとしてやったきた身。文章を書くってやっぱりセンスだよなー、努力も限界あるよね、と思っていたので「そうか、『技術』なんだ」、と衝撃でした。
書ける人は稼げる?!
この本を読んでいてもう一個驚きだったのは、
「文章力=稼ぐ力」
「書ける=食べていける」
と、めちゃくちゃ「文章とカネ」みたいな稼ぎ力について言及していることです。
ライターってホントに稼げないんですよ。経費がかかるのにあんまり請求できないフードライターは特に……。
紙の出版だからなのかな。

出版業界には村上春樹さんやノーベル文学賞受賞者、直木賞・芥川賞、出す本出す本すべて売れるベストセラー作家以外は、「私が書く文章なぞとるに足りないもので……」と低姿勢で行かなきゃいけないような空気があり。
なのに思いっきり収入について書いてあるのにもまた衝撃。
SNS発信から読書感想文、文学賞まで

そしてXを筆頭とするSNSも文章力が要るし、ブログや今はやりのnote、学生の読書感想文や小論文、会社員の企画書まで……どんな立場でも、生きていると「文章を書く場面」って無限にあるんですよね。
それらのやり方がすごく具体的に紹介されています。
AIを活用して文章を書く方法や、小説の書き方、作文コンクール・文学賞応募のコツまで書いてあるのでいろいろ参考になりました。
写経反対派としては気になった点1個だけ
ただ1点だけ気になる点が。
「文章がうまくなるには『上手い文章を書き写すのが最速の道』」とあって。「写経」を推奨するのだけは賛同しなかったけど(私は写経は意味ないと思っている派)、いろんな人におすすめな文章読本でした。
AIは便利だけど、今回の阿部監督の事件でみんな問題点もわかったわけだし、今こそ自分の視点や、人間自身が書く力が求められている時代。よかったら手に取ってみてください。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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