食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。先月、京都にひとり旅してきたレポートを数回、シリーズで紹介します。
京都でバー活してきました。それも、ユーミン(松任谷由実)公認のバー「キャラメルママ」で酔いしれてきた話です。
1970〜1990年末くらいがユーミンがバンバン新曲を出していた全盛期。
わたしと同じ1970〜80年前半生まれの昭和世代女子は、特別なファンでなくてもユーミンの曲を聴くと、勝手に青春時代のワンシーンが脳内再生されるのではないでしょうか。
それを思いっきり堪能できるバーが、京都にあるのです。
しかもユーミンご本人公認!
「あー、あの時……」とため息が出ること数回
この日、ランチは懐石のフルコース。次の日は鍵前良房のくずきりを朝イチで食べたいと思っていたので、最初から夕飯は抜く予定でした。
夜はどうしよう。せっかく京都来たんだし、ビジネスホテルの部屋にこもってもなぁ…。
京都っぽいバーでも行くかな……と探し、ぴったりだったのが「キャラメルママ」です。
平日の夕方すぐだったので、店内は先客が1人だけ。カウンターにどかっと座り、「リクエストあれば何曲でも、ぜひ!」とスタッフの方に勧めていただいて、もう堪能させていただきました。
昭和生まれ女子にはそれぞれ「マイユーミンベストリスト」があると思います。
わたしのリストは
ですね。
前半が10〜20代、後半がそれ以降、もっと大人になってから、ハマった曲です。
有名な「スキー天国、サーフ天国」「守ってあげたい」なども好きですが、曲がかかると当時自分がどうしていたか、というシーンごと再現されるのはこれらの曲たち。
わたしは毎年コンサートに欠かさず行く、なんて濃いファンでもなく、普通に当時の流行りで時々CDを買ったり、聞いたりしていただけ。
なのに10曲以上も曲名がスッと出てくる。どれだけ天才なんだユーミン……!
ユーミンの曲に合わせたオリジナルカクテルとピーナッツ
バーなので、ここでは食べ物は軽食だけ。がっつり食べる感じではないです。きちんと夕食を摂った後に寄りたい店。
ビールや日本酒、そしてユーミンの各曲に合わせたオリジナルカクテルを飲めます。また、お通しにピーナッツがたっぷり付き、その殻をそのまま床に落とすのがルールで、お店の演出になっているのが面白かったです。
懐かしい、しかも自分が好きなユーミンの名曲がいい音声で流れて、聞きながらカクテルを飲み、ピーナッツをポリポリ……脳内タイムマシンが10周回くらいしましたね。たまらない。
同世代と行って盛り上がってもいいし、1人で存分に酔いしれても良し。ユーミンの曲に詳しいスタッフの方が、当時の自分の懐かしエピソードを話すと「うんうん、そうですよね」と優しくあいづちを打ってくれます(全然興味ないのにすみません!)
1個だけちょっとつらいのが、店内喫煙OKなこと。ノンスモーカーは帰ってからファブリーズなどで対応ください。
それだけクリアすれば、とても楽しめます。最高な京都のバー活でした。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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