フードライター浅野陽子の美食の便利帖

フードライター、食限定の取材歴20年。生パスタの専門家。執筆実績『dancyu』『おとなの週末』『日経MJ』『AERA』『NIKKEI STYLE』『TimeOutTOKYO』/書籍『おいしい無印良品』/TV出演『バイキング』『TVチャンピオン』ほか/東京都出身、青山学院大学国際政治経済学部卒、ダイヤモンド社を経て独立。ご連絡は asano.yoko[あっと]じーめーる.comへ

堀江貴文さんの五輪ツイートで、自分の平成のブラック部活を振り返った話

国立競技場の画像
こんにちは、フードライターの浅野陽子です。

以下、9日に書いた記事なのですが、ずーっと結論がまとまらず、何度もリライトして5日日になってしまいました……が、公開します。

ーーー

今回の東京2020オリンピックで日本が獲得したメダルは金・銀・銅合わせて58個。

1位のアメリカ、2位の中国に続いて第3位という快挙で、さらに日本のオリンピック参加史上でも最多記録だそうです。

sports.nhk.or.jp

ほぼ無観客とは言え自国開催だったこと、判定方法が変わって日本選手に有利な競技もあったことなど、強かった要因は複数ありますが、堀江貴文さんが分析したツイートが話題になっています。

 

真夏でも水飲み禁止、強制早弁、罰ダッシュ…30年前のブラック部活がよみがえった

テニスコートの画像

堀江さんのツイートで「なるほどー」と思うとともに、自分自身の30年前、平成初期の「ブラック部活」のいろんな思い出がよみがえりました。

私は青山学院大学の付属高校(青山学院高等部)に通っていました。

今でこそ箱根駅伝で何度も優勝しスポーツに強いイメージの青学ですが、当時の青山学院高等部は「スポ根」「熱血」とはほど遠い雰囲気。

自由で先生もうるさいことを言わない、ゆるーっとした学校でした。

が、唯一異様な体育会気質だったのが、私が所属していた女子硬式テニス部だったのです。

上下関係が厳しく、特に1年生は奴隷扱い。

最初の半年間はラケットにも触らせてもらえません。

部活がある日は早弁(昼休み前の休み時間中に、弁当を無理矢理食べる)を強制され、昼休みはコート整備をしておくのが義務化されていました。

「コート整備」とは写真のような土のクレーコートに、巨大なブラシを全面にかけ、整えてからみんなで重い石のローラーを引きずって地ならししすることです。

まさに奴隷(汗)

練習中は、上級生がラリーや試合をする間のボール拾いだけに明けくれます。

ちなみに「ボール拾い」とは、テニスの試合でボールボーイ(ガール)が1ポイント終わるごとに素早くボールを回収し、次のボールを選手の左胸(左利きの選手は右胸)にワンバウンドで確実に届けることです。

練習中はボール拾いでヘトヘト。

なのに最後は声出しが小さかった、全体的にたるんでいた、練習後のコート整備を5分以内で完了できなかった、と注意されては「罰ダッシュ」をさせられる……

水道の画像

どんなに暑い日でも練習中の水飲みは禁止、飲めるのは猛暑の夏休み練習期間だけ(それでも5時間で2回のみ)。

練習後「スリージャンプ」というウサギ飛びみたいな謎の運動を、円陣を組んで全員でそろって100回やり、途中脱落者はまた最後に罰ダッシュ

部活中以外に校内で先輩を見かけたら大声で挨拶が鉄則。

しかしプライベートな話しかけは原則禁止。

一つ思い出したら出るわ出るわ……

この時代を一緒に過ごしたテニス部同期9人とは30年経った今でも仲が良く、半年に一回くらいは集まります。

お酒が入ると「なんであんなことくそまじめにやっていたんだろうね?」「今だったら訴えられるよ!」と最高の自虐お笑いネタになっていますが、今回の堀江さんのツイートで、あのブラック部活で私は何を得たんだろう……と振り返ってしまいました。

部活がつらくてもテニスが上達しない矛盾

特に夏休みの練習が本当にきつくて、朝食を食べながらニュースの天気予報を見ては「今日も35度!」「えー、38度?!絶対死ぬ!」と怯えていたのを今でも思い出します。

毎日辞めることだけを考えていたけれど、結局1年生の奴隷期間を終え、高校卒業まで3年間、続けてしまいました。

自分たちが上級生になってからは、先輩たちから受けたそっけない態度を反面教師にしてもう少し下級生とフランクに接し、卒業するときは後輩たちから涙、涙で感動の送り出しをしてもらいました。

最後は「このハードな部活を3年間やり切った自分」に満足したのですが、問題は「そういうつらさではテニスはまったく上達しない」ことでした(笑)

実際、我が女子硬式テニス部は本当に弱くて、公式戦ではみんないつも初戦か、3回戦くらいで敗退。

顧問の先生はまったく口を出さず、ハイティーンの子ども同士で運営していたのでしょうがないのですが、戦略的に「勝てるための練習プログラム」を考えてくれる大人がいたらなあ……とは今でも思います。

「つらいことを乗り越えた自分」は特に成長しなかった? 

本当に堀江さんのツイート通りです。

こうしたパワハラ練習やいろんな精神論、水飲み禁止などは一切「強いテニスプレーヤーを育てること」にはつながりませんでした。

ただ、10代でつらいことを放り出さずに乗り越えた自信は、気持ち的には大きな財産になりました。

その後、20〜30代でいろいろつらいことがあったときも、心の支えになっていたと思っていたのですが……

続く堀江さんのツイート↓

太平洋戦争の竹槍……笑

そうなのかもしれません。

家事でも、料理はホットクック使った方が簡単でおいしく作れるし、そうじはほうきと雑巾がけしなくてもルンバとブラーバでやった方がはるかに楽で得られる結果はほぼ同じ。

なので、あの平成のブラック部活の3年間は、令和の今語るなら、無意味だったのか。

これをずっと考えていたのですが、「無意味」だったとはどうしても思えないのです。

アスリート的には「不毛」ではあったが、「濃い」高校時代ではあった。

途中で辞めていたら、高校時代を語る際、いつもどこか引け目な感情を感じてしまっていたと思います。

つまり精神論や根性論って、他人から見るとムダで無意味なこと。

しかし、一生懸命打ち込んでいる本人にとっては、非効率だったとしても、なんらかの人生の血肉になるし、振り返ると本人の心情的には満足できるもの。

そういう説明のつかない、人間界の不思議コンテンツの一つとして、今後も常に地球のどこかで行われ続けるものなのでしょう。

東京在住なのに最後まで遠かった東京オリンピック、このモヤモヤ感を解説

国立競技場周辺の画像

こんにちは、フードライターの浅野陽子です。

毎日更新と言ったのに、家族の用事でこの3日間どうしても更新できず、すみませんでした。

今日は今回の東京オリンピックの話をひと言、自分の記録用に書きます。

東京で行われているのに、東京在住なのに「ずーっと遠かった」

国立競技場の画像
昨日8月8日に閉会式が行われ、オリンピック東京2020大会が終了しました。

家のテレビでは毎日楽しく観戦しました。

日本人選手のすごい活躍に感動したり、敗退して悔しい思いをにじませているシーンに「あー!」と一緒に悲しんだり。

精神的にはかなり盛り上がって、楽しめたつもりだったのですが……昨日の閉会式を見ても「本当に東京に行われているのかな」と思うような、遠く淋しい気持ちは最後までずっと消えませんでした。

東京に住んでいる方なら、大半の方が感じていたのではないでしょうか。

千駄ケ谷駅周辺にいても「遠い」

千駄ケ谷駅の画像

これらの画像はすべて、8月初めに千駄ケ谷で取材があって行ったので、撮影したときのもの。

千駄ケ谷の改札を出たところ。

会場があるまさにその駅なのに、「平常時とまったく変わらない」感がすごい。

東京体育館の画像

こちらは千駄ケ谷駅を出ると、ほぼ目の前にある東京体育館です。

東京体育館の画像

ここで行われた競技は卓球です。

あの水谷選手・伊藤選手の混合ダブルスをはじめ、日本人が熱狂した試合がいくつも行われたはずなのに、会場から出るオーラというか熱量がうすーい。

テレビで映るあのブルーのシャツを着たボランティアの方々の姿がちらっと見えて、それでやっと「ああ、本当に東京オリンピックやってるんだ」と少し実感できたくらい。

国立競技場の画像

そこから2〜3分歩くと、新国立競技場です。

開会式、閉会式と、陸上やサッカーが行われた会場。

周辺の道路は封鎖され、一般の人が見られるのはここまでです。

私は千駄ケ谷に足を運ぶことが多いので、建設中の時期からよくこの辺を歩いていましたが、正直、この会期期間中に歩いても、受ける印象は開会前の準備期間とまったく同じです。

「12人目の選手」の意味がやっと合点

開催期間中ずっと感じていたいろんなモヤモヤ感を、ニッカンスポーツのこの記事がうまくまとめてくださっていました。

www.nikkansports.com

選手の活躍に心動かされても開催地の実感なし「東京」見えなかった東京五輪 - OGGIのOh! Olympic - スポーツコラム : 日刊スポーツ

この記事では「モヤモヤ感が意味すること」については、解説されていませんでしたが、これを読んで気づいたのは、オリンピックに限らずスポーツの大会は「選手と(リアルな)観客」が両方そろって、初めて成立するものだということです。

そんなのわかっとるわ!と怒られるかもしれませんが(笑)、私はJリーグの試合でよく言う「サポーターはチームの12番目の選手」という意味が、ずーっとよくわかりませんでした。

Jリーグの試合を見に行ったことはありますが、特定のチームのサポーターでもなく、W杯のときにテレビでちょこっと盛り上がる「にわかファン」です(ファンの方、本当にすみません!)

ちょっと引いた目で見ている分、実際にプレーをしているわけでもない「観客=12番目の選手」という言い方は、チームがファンを獲得するためのキャッチコピーにすぎないと長らく思っていたのです。

でも今回、テレビを通じて無観客で見る数々の試合の、どうしても物足りない感。

東京在住者なら、画面に映るガラガラの客席を見るたびに「あー、もったいない!」と何度思ったことでしょう。

さらにこの千駄ケ谷駅周辺の薄い熱量。

やっぱり足りないのは「リアルな観客(が放つ空気感)」で、観客も、試合に参加する最後の選手の一人というのは、本当なのだなあと。

「観客がそのイベントを作る」という意味ではコンサートなどの文化的イベントも同じで、催しは、なんとしてでも観客を入れないと、成り立たないのだということがわかりました。

モヤモヤの正体がわかり、ちょっとだけスッキリしたのですが、来年2月の冬季北京オリンピックも無観客が否かで動いているというニュースも出ています。

それこそ今回の体験をレガシーにして、オリンピックはもう二度と無観客開催にしないでほしいなあと強く願っています。

料理好きでルンバとブラーバ、どっちを買うか迷っている人の解決策

ルンバの画像

こんにちは、フードライターの浅野陽子です。

6月のAmazonのセールで、ずっとほしかったルンバとブラーバを贅沢に両方一気に買ってしまいました。

掃除が苦手な人や忙しい人は、きっと気になっていると思うこの2機種。

両方使ってみた感想をまとめます。

私は毎日料理をするので、当然キッチンがとても汚れやすいです。

同じように、自炊派で購入を迷っている人は参考にしてみてください。

ルンバは「ごみやほこりを勝手に吸い込んでくれる道具」

ルンバの画像

まず、ルンバはこういう円盤型の大きいロボットで、「床のごみやほこりを自動で探して吸い込んでくれる道具」です。

この機種はルンバ961で、税込55,000円ほどですが、Amazonの半期にいっぺんのセールで4万円弱ほどで買いました。

いろんな型番が出ていますが、最新型は20万円もする高価なタイプもあります。

我が家ではルンバはこれで2台目。

1台目は15年前くらいに購入し、そこまで頻繁には活用しなかったものの10年弱くらいで壊れたので、値段わる年数で、自分がこれなら出せるかなという基準で購入しました。

4万円投資して10年で壊れるとしたら1年あたり4000円、月額で300円強。

道具自体はとても優秀なので、毎月300円で文句を言わず掃除してくれるロボットと考えれば、十分なのではと。

ルンバの特徴「家中の床がそこそこきれいになる、しかし音はうるさい」

ルンバの画像

ルンバは4時間くらい充電すると勝手に動き出し、家の形状を把握しながらグニグニ縦横無尽に動いて細かいごみ(食べかすなど)、ほこり、髪の毛を吸い込みます。

ロボットなので、階段や玄関のたたきなど、段差があるところでも感知して落ちません。

そして少々の段差なら乗り越えて移動できます(この感知能力は高額な最新機種でも同じ)。

初代のルンバが壊れてから数年、買い換えるのに躊躇してコードレスの掃除機(マキタ)とクイックルワイパーで手動掃除をやっていました。

慣れちゃうとそれでいいや、と思うのですが、やっぱり再びルンバを使うと、この「勝手に掃除をやっておいてくれる」便利さは強烈です。

デメリットは、かなり音がうるさいこと(普通の掃除機よりも音が大きい)、そしてロボットなのでどうしても汚れの取りこぼしがあること。

うるさいので「同じ部屋でルンバを稼働中にテレビを見る」のは困難ですが、不在中に稼働させておいて、帰宅するとざっくりきれいになっている、のは結構嬉しい。

「掃除好きじゃないけれど、サボっているうちに家が汚れてきてイライラする」人にはぴったりです。

ブラーバは「拭き掃除をしてくれる道具」

ブラーバの画像

ブラーバの画像

そして、今回初めて購入したのがこのブラーバです。

機種はブラーバジェット240。

こちらのAmazonセールで30,000円ちょっとを1万円オフくらいで買いました。

ブラーバの画像

ブラーバはルンバの次に出た後発の商品で、得意技は「拭き掃除」。

バッテリー部分を先に充電しておいて、こうしたモップのようなパーツ(右)をはめて使います。

ルンバのように、勝手に家の中を検知して縦横無尽に動いて掃除しますが、ブラーバと違ってごみは吸い込みません。ふくだけ。

ブラーバ

ちょっとわかりづらいですが、ブラーバがグニグニ動くのに対して、ブラーバはすーっと、お坊さんがお寺で雑巾がけをしているようにまっすぐ動きます。

そして静か。

ブラーバの画像キッチンのシンク下の、こうした溝部分もすーっと掃除してくれるのはありがたい。

料理好きがルンバとブラーバどっちを買うべきかの解答

そして今回のテーマ「料理好きでルンバとブラーバ、どっちを買うか迷っている人の解決策」ですが、どっちか一つならやっぱりルンバなのではと。

床全面をぞうきんがけしてくれると本当に快適ではありますが、やっぱりごみがなくならないと掃除は始まらないわけで……ブラーバだけだと、お菓子のかけらなどをずーっと引きずっとままふくことになります。

しかしながら、安易で恐縮ですが、料理好きにとってのベストは2台どちらも買うこと。

ごみを全部きれいに取り払っても、キッチンには油や水気がどうしても落ちて、雑巾がけ、したくなるんですよねー。

いつかしようしようと思っているうちにすぐ1カ月たち、3カ月たち……と時間がすぎさってモヤモヤ。

ずっと抱えているストレスを、ブラーバさんが一瞬で「スーッ」と通りすぎながら解決するのを見るのは本当に小気味良いです。

次のAmazonセールは12月。

または家電量販店のポイントがたまったときなど、ちょっとお安く買えそうなときにルンバとブラーバ、両方仲間にしておけば、毎日かなり精神的に楽に過ごせると思います。

フードライターになりたい人へ、最初に読んでいただきたい私のブログ記事4つ

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こんにちは、フードライターの浅野陽子です。

気がつけば40代も後半(画像は2020年7月にテレビ出演したときのものです)。

人生で一番好きなのは食べることと本を読むことで、子どもの頃から文章を書くことが得意、そして大人になって自分がキッチンを完全支配できるようなってから(それまでキッチンは実家の母の領域でした)、料理や片付けも得意になりました。

それらを全部まとめたら、いつのまにか仕事になり、フードライターとして長らく活動しております。

「本当にいい仕事してるよねー」「どうやってフードライターになったの?」とよく聞かれるので、何本かこのブログで記事をまとめているのですが、見つけづらいようなので今回それらを一覧できる記事を1本作りました。

(ブログ内の回遊性の悪さは本当に申し訳ありません。そのうち改善します)

とりあえず今回は、フードライターになりたいという方や、「フードライターってぶっちゃけ何をやってるの?」という方が読んでおもしろいと感じていただけそうな記事をピックアップし、アーカイブとしてまとめます。

気になった記事がありましたら、読んでいただければ幸いです。

1.フードライターになるには?食の取材歴20年の現役フードライターが徹底解説します

asanoyoko.com

2021年8月現在、日本で「プロのフードライター」と名乗って活動している女性は何人いるか、正確に把握する手段がないのですが、

  • 食に限定した取材歴20年超
  • 東京で生まれ育ち、現在も東京を拠点に取材・執筆活動を行う
  • 出版業界出身でフリーのフードライターという王道ルートを経験(大学卒業後、新卒で大手出版社に入社→独立)
  • 紙・ウェブ媒体の両方(著名な料理専門メディア)に執筆実績あり

この4つをすべて掛け合わせた、食専門の女性ライターは日本で私だけなのではという自負があります。

現在、ライターの主戦場はウェブですが、10年前までは「取材したことを文章にまとめる」のは長らく出版業界の生業であったわけで。

紙媒体出身の、編集者やデザイナーさん、同業のライターさんたちのスキルは今でも非常に高いです。

ただ紙媒体出身者は、どうしても現在のネット時代に追い付けていないのも実情。

その間を取る形で、長時間かけてまとめたのがこちらの記事です。

「フードライター」と検索すると検索の最上位に上がってきます。

2.フードライターの仕事とは?食の取材歴20年の現役フードライターが完全解説します

asanoyoko.com

 この記事は「フードライター」と検索すると2位に上がってきます。

「おいしいものについて感想を書く仕事って、正直誰でもできるよね?」とよく言われるので、それをまとめました。

フードライターの仕事について、興味がある方はぜひどうぞ。

3.全ウェブライター、ブロガーが読むべき『バズる記事にはこの1冊さえあればいい』

asanoyoko.com

「もともと読書が好きで、文章を書くことが得意だった。でも近年のネット社会に本当についていけない」と悩んでいる出版業界出身のライターの方に読んでいただきたい、とまとめた記事。

デビューしたてのウェブライターの方にもおすすめです。

4.出版業界20年のフードライターが死ぬ気で毎日ブログ更新した結果(3カ月目) 

asanoyoko.com

 これも同じで、紙メディア→ウェブメディアの転換に戸惑っている出版業界出身者向けに書いた記事。

紙出身者や文章がもともと得意な人ほど「ブログで無料の文章を書き続けるなんてありえない」と言うのですが、ブログはやっぱり、あとからじわじわと聞いてきます。

 

ブログを書いて発信し続ければ、いつか誰かがあなたの存在を発見し、思いもよらない出会いが生まれる可能性が多々あります。

おまけ:「フリーランスは見た目が100パーセント」

asanoyoko.com

 そんなにPVを叩き出した記事ではないのですが、4年前に書いて、読んだ人には高評価をいただき、自分でも気に入っている記事です。

おまけ2:「テレビに出たい人必見!もしテレビに出ることになったら、やるべきこと6つ」 

asanoyoko.com

 ブログやSNSなどなんらかの手段でメディア関係者の目に止まり、テレビ出演が叶う、というチャンスは令和の今、誰にでもあります。

ただ一度出演して、二度とお声がかからない、というのはさみしいので、「テレビマンが出演者にしてほしいのはどういうことなのか」ということを解説しました。

「この記事を読んで非常に納得したので浅野さんに出演を依頼した」と言ってくださった某地上波の番組プロデューサーさんもいたので、私の持論は、大きくはまちがっていなかったのだなーと思いました。

いかがでしたか。

今回は、初めての過去のブログエントリーまとめ、「フードライターになりたい人へ、最初に読んでいただきたい私のブログ記事4つ」についてご紹介しました。

興味のある方は、 ぜひ参考にしてみてください。

[裏ワザ]洗うだけじゃダメ!新鮮な野菜をさらにおいしく食べる方法

野菜の画像

こんにちは、フードライターの浅野陽子です。

仕事のつながりで、ある日こんなおいしそうな野菜をたくさんいただきました。

 

今回は、こうした新鮮な野菜をよりおいしく食べる方法をご紹介します。

無農薬・無肥料の高原野菜

ちなみにこちらの野菜は広島県のほぼ中央、標高450メートルの世羅高原にある「エブリイふぁ〜む」のもの。

きのこのジクやもみ殻をまいて3年がかりで土壌を作り、そこで無農薬・無肥料で育てた野菜だそうです。

生食や皮ごとも食べてもOKで、まさにサステナブルな野菜です。

新鮮な野菜をさらにおいしく食べる方法を野菜別に解説

葉野菜の水揚げの写真

そして、そんないい野菜は、最高においしくいただかないと!

というわけで、私が料理人取材で聞いたノウハウを元に、家でもやっている「野菜をよりおいしく食べるコツ」を紹介します。

スーパーで普通に買う野菜も、このように食べると一番おいしく食べられます。

葉野菜は「水揚げ」する

今回いただいた野菜パックのなかにあった葉野菜はこちらでした。

青じそ、ほうれんそう、空芯菜です。

こうした葉野菜は、水洗いするだけでなく、花屋さんで生花を買ってきたときと同じ処理をすると、めちゃくちゃピンピンして生き返ります。

茎をほんの数ミリ落とし、水(水道水でOK)を張ったボウルなどに5〜10分くらい入れて水を吸わせます。

そうすると写真のように、葉がもりもりして、今収穫したばかりのように生き返るのです。

これをお浸しや炒め物にして、調理しましょう。

とうもろこしはなるべく「その日」

これはよく知られていますが、とうもろこしは収穫直後からどんどん糖度が下がります。

なのでなるべく買ってきた当日、むずかしければ翌日には食べ切るのが一番おいしいです。

とうもろこしの加熱は電子レンジが一番です。

こちらを参考にやってみてください↓↓

 

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根菜も実は早めに食べるのがおいしい

じゃがいも、にんじんなどの根菜は、とにかく早めに食べ切ることが重要です。

一見長持ちしそうで冷蔵庫でいたみにくいのですが、味の濃厚さはどんどん失われていきます。

たとえばポテトサラダ。

買ってきたばかりのじゃがいもだと味が濃いですが、時間がたったじゃがいもで作ると「あれ、なかなか味が決まらないな」とマヨネーズを大量に使ってしまいます。

 

いかがでしたか。

今回は「[裏ワザ]洗うだけじゃダメ!新鮮な野菜をさらにおいしく食べる方法」をご紹介しました。

いい野菜が手に入った時は、参考にしてみてくださいね。

 

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[ニュース解説]東京オリンピックの弁当廃棄問題、本当はどう解決すればよかった?

TOKYO2020の画像

2021年7月6日に撮影(東京・八重洲

こんにちは、フードライターの浅野陽子です。

今日で東京オリンピックも開催11日目。

日本勢のメダルラッシュや試合結果の引きこもごも、選手村でのできごとなどオリンピック関連のいろいろなニュースが飛び交っていますが、今回はオリンピックで起きた、この食の問題について書きます。

4000食分の弁当廃棄に批判殺到

オリンピック関連の報道で、最近特にセンセーショナルだったのがこちらの「東京五輪組織委員会の弁当廃棄問題」。

news.yahoo.co.jp

7月23日の開会式で大会ボランティアに用意された弁当4000食分が消費期限前に廃棄されたほか、各会場で大量の食品ロスが生じているそうです。

これには、

  • 単純にもったいない
  • ボランティアの数が減るのを前提に調整できなかったのか
  • オリンピック・パラリンピック大会中のミッションである「サステナブル(持続可能性)」と矛盾している
  • 廃棄する前に困窮する家庭など、必要としている人たちに配れなかったのか

 

などたくさんの意見が出ています。

先日も書きましたが、私は2016年から今回のオリ・パラを通じて食のサステナブルが進むと信じ、取材活動を進めてきました。

サステナブルとは真逆のこのニュースを聞いて、「あーあ」とは思いました。

ただ「貴重な食べ物をムダにして、大会組織委員会、けしからん!」とは思えませんでした。

文句より現場を想像するとパニック

 

私はある1セッション分(バドミントンの下位試合)だけ、観戦チケットに当選していました。

チケットに当選したのが2019年の秋。

そしてチケットを持っていた観戦日は7月28日でしたが、「最終的に無観客が決定しました。楽しみにしていたと当選者の方はすみません、今後順次払い戻しします」という

「おわびメール」が来たのが7月10日。

2年越しでチケットを取ったのに、無観客(&払い戻し)の正式決定が開会式の2週間前。

運営側で、実際にオペレーションを行う現場の方々の混乱と数々の調整……普通にオリンピックを成功させるだけでも大変なのに、このゴタゴタ、一体どれほどの混乱が起きているのか、現場の大変さを想像すると、もうこちらまで心身ともにおかしくなりそうです。

「決めてくれるリーダー」不在が根本的な問題

今回の東京2020大会では、153の国と地域が参加しました。

仕事で参加者20〜30人規模のイベントをやるのでさえ半年がかりで準備し、いろいろ大変だしロスも出てしまうというのに、この国際的一大イベントで開催2週間前まで最終方針が決まっていない、ということが、どれほど現場に負担がかかったかというのか。

誰も経験したことがない、この未曾有の事態。

結論はわからないのだから、有観客でボランティアも多数稼働する前提で、とりあえず発注した結果、余って行き場がなくなってしまったのでしょう。

しかし、前出の開会式当日に出た4000食のロスは、単なる「廃棄」ではなく飼料とバイオガス化処理をして、二次利用したそうです。

これ以上の理想策を求める方は、ご自分が担当者だった場合、方針を確定してくれるリーダー不在の中、さらなる良策を実現できたのでしょうか。

 

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[片付け話]「片付かない家」で育った私が、30歳からスッキリ片付け上手になった話

キッチンの画像

こんにちは、フードライターの浅野陽子です。

今日は食の話ではないですが、私が料理を作ることや、文章を書くことにも深くつながっていると思う、片付けの話を書きます。

こんまりさん出現以前も以降も、不動の人気がある「家の片付け」コンテンツ。

みなさま、片付けは得意でしょうか?

私は「片付けられない家」で生まれ育ち、ずっと片付けが苦手な子どもでした。

しかし、30歳からある日突然、好きになりました。

(ただし、ミニマリストではありません。新しいモノを買うの、大好きです!)

写真は我が家のキッチンで、料理をしない時間はすべてのモノが外に出ないように収納できるので、こんな感じ。人が来るとよくほめていただきます。

片付けが苦手な方、何歳になってからでも得意になれると思うので、そんな話を紹介します。

モノが捨てられない両親の下、片付けられない子どもに育つ

私は昭和生まれの団塊ジュニアで、両親は戦後まもなくの「モノがない」時代に生まれた世代。

とにかくモノを大事にする人たちでした。

そして「モノを大事にする」とは、つまり「モノがいつまでも捨てられない」のです。

インクがかすれてきたペン、ちょっとほつれてきたTシャツ、何年も活用していない家電などを「まだ使える」「まだ着られる」と捨てずにずーっとためてている人たちでした。

でも毎日生活していると日々新しいモノも買ってくるので、収納しきれないモノがあふれ、家はいつもごちゃごちゃしていました(お客さんが来る日だけ、とりあえず中に突っ込む)。

両親は子どもである私にも「捨ててはいけない」と言い続けてきたので、当然自分の部屋もいつも雑然としていて、自分は「片付けられない体質」だと思い込んでいました。

パイロットのコックピット」理論で片付けに目覚める

しかし28歳で「捨てるのが大好き」な夫と結婚。

そこから私の片付け人生が始まりました。

新婚で住んだ家は実家ほど収納スペースがなかったので、かなり整理しておかないとすぐに足の踏み場がなくなります。

こんまりさんもこの世に登場しておらず、ミニマリストという言葉もなかった時代ですが、捨てることが許されるようになった私は、「片付け」の研究に熱中しました(笑)

「収納指数」でわかる 片づく収納、片づかない収納 (PHPエル新書)

「捨てる!」快適生活―――部屋スッキリの法則 三笠書房 電子書籍

そして目からウロコが落ちた本がこちら!

整理収納コンサルタントの飯田久恵さんの著書です。

不要品は捨てて、自分の家のスペースに収まる容量だけにまとめた上で、

  • 見た目をきれいに整えるのではなく、使用頻度の高いモノから取り出しやすい場所に収納する
  • このルールでキッチン、洗面所、ワーキングデスクなどにモノを納め、理想は「パイロットが座る飛行機のコックピット」のように、「ホームポジションから手を伸ばせばすべてのモノがストレスなく取り出せるように考える」

という飯田式理論には「なーるほど!」とひざを打ちました。

ドラマや映画で見るあのパイロットの、左右と天井までびっしりスイッチやハンドルが並んだイメージ、すごくわかりやすくないですか?

キッチンなら、お箸、ごはん茶碗、お椀、小皿は毎日の食事で必ず使うため、一番取り出しやすい引き出しなどに収納。

登場回数が少ないホットプレート、クリスマスや家族の誕生日でのみ使うケーキ用のロウソクなどは、脚立が必要な高い位置の棚などに入れればとても快適なわけです。

どうしても捨てられない人は「家賃」で計算すると捨てられる

収納ルールがわかったところで、しかし大前提は「モノが家のキャパシティ(収納可能な容量)」にとどめられていること。

まだ使えるモノでも、あふれるなら捨てなくては片付きません。

「捨ててはいけない」家で育った私は、捨てることに最初かなり抵抗があったのですが、この飯田久恵さんの著書の「ものをしまっておくスペースを、家賃換算するといかにムダかわかる」という考え方にも目からウロコが落ちました。

たとえば家賃20万の家なら、家の10分の1の広さの場所にずーっと使わないモノを置いておくのは、そのスペースに毎月2万円ずつ払っているのと同じなのです。

使わないモノをもったいない、といつまでも持ち続けているのと、月2万円をドブに捨てているのとどちらがムダか、ハッとしませんか?

「不器用さん」ほど、片付けると人生がラクになる

ちなみに家が片付くとよいのは、モノがあるべき場所に収納されスッキリしていると、「新しいコンテンツを作ろう」と創作意欲が湧いてくることです。

本や原稿用紙が積み上がった部屋で、身を縮めるようにして作品を生み出している作家や漫画家の方もいるようですが、私は机や部屋が「無」の状態でないと、原稿もブログも書けません。料理も作れません。

一見きっちりして完璧主義のようですが、その逆で不器用なんですよね。

器用でないから、目の前のごちゃごちゃの間を抜って新しいものを創作する、ということができない。

キッチンもすっきり片付いていないと、料理を作ろうという気が起きません。

ごちゃごちゃの状態で「すぐ料理の支度をしなきゃ!」という状況になると、なぜかとてもイライラしてきます(笑)

「料理が苦手」という人も、実はキッチンが片付いてスッキリした状態だったら、案外料理が楽しく、好きになるのかもしれません。

勇気を出して長年使っていない道具や食材を処分し、スペースを作って、そこに普段から使っている道具を使用頻度の高い順に、取り出しやすい位置に納めてみてください。

よく片付いた(またはそれに近い)調理台と、引き出しにモノが便利に収まっている状態を見たら「よーし、今日はハンバーグとポテトサラダでも作ってみるか!」という気分が湧いてくると思います!

ということで、今回は、「「片付かない家」で育った私が、30歳からスッキリ片付け上手になった話」についてご紹介しました。 

要は「片付け下手」はその人の体質やルーズな性格ではなく、「モノの捨て方(捨てどき)」と「納め方」がわからないだけなのです。

家の中がモノであふれ、片付かなくてイライラしている人は、参考にしてみてください。

 

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