図書館で借りたお菓子の本を読んで、
どうしても作りたくなって作りました。
「米粉(こめこ)」を使ったシフォンケーキ。
小麦粉で作るシフォンとは、若干配合を変え、レシピの手順も変えます。
米粉とはまさに「米を粉末状にひいた、米から作った粉」。
見た目は白くてサラサラした粉で、小麦粉と変わらないけど、香りがおコメそのもの。
出来栄えは通常のシフォンより若干ふくらみが悪く、高さが出ないけど
その分水分をふくんでもっちりしてます。ふわっと軽いんだけど、ちぎるともっちり。
ケーキクーラーにのせて移動させるときも、そのもっちり感でプルプル、まるでプリンのように揺れるほど。
この仕上がりは小麦粉には出せないと思う。
でも・・・味が…。
やっぱり、「コメ」。小麦粉のシフォンやスポンジの、胸躍るような甘い香ばしさは
風味にない。
焼きたてはご飯やおかゆの炊き上がりのような香りが立ち上り、
最初は「焼いたらコメくささは取れるんじゃないか」と想像していたのだけど、だめですねー。
小麦アレルギーの子も、米粉を使ったケーキなら食べられる、というのが
セールスポイントなんだけど…。
洋菓子には向いてない。
あずきや抹茶と組み合わせたり、あとベトナムのスウィーツなど
和やアジアのお菓子にはぴったりくるのかも。
まだ米粉は軽くケーキ1~2台は焼けそうな量が残っているので、研究してみます。