フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

クイックサーブ研究中。

先日、テニスの試合に出ました。先日、といっても2週間くらい前のことですが…。


通っているスクール内の大会なので、試合とはいえども練習の延長のようなもの。

試合のコートも、いつもと一緒。


しかしやっぱり試合っちゅうのは独特の雰囲気があります。

学校で、テスト期間中はいつもの教室が別の風景に見える感じ?でしょうか(昔すぎて忘れましたが・・・)。


試合で一番起きて欲しくないけど、一番起きちゃいがちなコト。

それはやっぱり、サーブがいつも通りいかないことですね。


テニスのサーブ、バレーボールのサーブ、野球のピッチング・・・どれも似たようなものですが、

「一番最初の球で、これがちゃんと正しい場所に入らないとゲームが開始しなくて、

自分で打つ(投げる)ボールだから誰のせいにもできなくて、しかも絶対に100%入れなきゃいけない」。


はぁ。こんな緊張する場面が人生で他にありましょうか。

私が普段、料理の仕事をしているのをスクールのコーチは知っているので

「浅野さん、サーブもお料理と同じですよ。決まった動作で食材(ボール)を正確に切ればいいだけ」と、

一見納得がいくようで、実は全然意味がわからないアドバイスをよくくれます。

しかし料理にこういう瞬間はあまりありません。てか、料理だってそんなに簡単じゃないけど(笑)


そんなわけで前置きが長くなりましたが、当日の試合ではやっぱりサーブで死ぬほど緊張し、

トスアップしてバックスイングしている間、ギャラリーもたくさん背後にいるし、

右の二の腕が義手(?)になったかと思うほどガッチガチでした。


結果はベスト4。十分と言えばそうですが、私がサーブをもう少しリラックスして入れ、ボレー上手な

私のダブルスパートナーさんと力を合わせれば、別の結果が出たような気がしてなりません。


そんなわけで試合後、またサーブ練習に熱が入ってます。

いま、「クイックサーブ」を研究中。


クイックサーブとは、速く打つのではなく、「サーブに至るまでの動作を時短にする」ワザです。

普通サーブは、体の前に構えたらラケットをウワーンと下→後ろ、と波のように引き、

またウワーンと上にかついでからバシッと打つ、という大きなモーションなのですが…

後ろに大きく引くのを省略して、すぐ肩にかついで打つのがクイックサーブ。

伊達さんもクイックですね。


トスを高めに上げないとすぐネットするので、筋力のない女性には難しいとされてきましたが、

結構私には合ってるんじゃないかなと思っています。

何より、ウワーンと上げ下げしている時間が長いので、緊張していると「あー、またダメかも・・・」と

いやなネガティブ想像をしてしまうのです。

でもクイックなので、あまりいろいろ考えるヒマがない。なので緊張してるヒマもあまりなく、思いっ切れます。


皆さんもクイックサーブ、試してみてね。って料理のブログから外れてますが(笑)