フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

新発見!感激の掃除法

今日は「そうじ」の話です。
とっておき、感激・涙モノの掃除方法を見つけました。

先日、平野レミさんがテレビで
「主婦は『料理派』と『掃除派』に、大きく分かれる」と言ってました。
私は明らかに料理派。掃除が大の苦手。
まず、掃除用洗剤が苦手。くらくらきます。あと、疲れる。いくらやっても、エンドレスなところも腹立たしい。
でも、キッチンに立つ限り、必ず汚れはつきます。
換気扇、フローリングの細かいところ、コンロまわりなど、かなり見てみぬフリしてきましたが、さすがに年の瀬を迎えて、換気扇くらいは・・・。と、おもーい腰を上げました。

 そこでふと、掃除にスチームアイロンを、使ってみようと思いました。
といっても、使うのはアイロン部分ではなく「スチーム(湯気)」です。
以前、重曹など自然素材を使う掃除法の本「ナチュラル・クリーニング」で、「スチーム・クリーナー」という、電動の掃除器具が素晴らしいとあり、思い出したのです。
うちにあるアイロンは、総プラスチック製で、「湯気」で布のシワを取るタイプ。軽いし、スチームのパワーも強いので、
「ためしに代用すっかね」くらいのノリでやってみました。

 アイロンが「ぶほっ」とスチームを出すのを待ち、 
左手にボロ布、右手にアイロンを持って、スチームを換気扇の汚れに当て汚れをふき取ると・・・・

 か、感激・・・
 この一連の動きを、音のみで表現してみます。
 ぶほーっ(約10秒)→ささーっ→ツルッピカッ
 目からウロコです。一瞬で、あのベタベタ・どろどろ・ギトギトした換気扇の汚れが
「ほとんど力を入れず」取れました。洗剤はまったく不要。というより、洗剤を使ったときよりも(数えるほどですが)、美しくすら見えます。「久しぶりに見た、換気扇の『ナマ肌』」って感じですかねぇ。例えるなら。
ついでに、キッチン横の網戸もやってみました。こいつも調理時の油煙と、外からのホコリがからみあって、手ごわい。

 こちらは、から拭きでは決して落ちないようなカタマリが、スチーム一当てでボロボロ・・・掃除機で吸い取って即、終了です。
クリアになった網戸から、正午間近のまぶしいサンシャインがキラキラしてました。
枠から外さないで、これだけ瞬時にキレイになったのは初めてだ。

アイロンの湯気でこんなに落ちるんだから、本家「スチームクリーナー」はさぞパワフルなんでしょう。これとボロ布があれば、洗剤類も体力も一切要らず、家中がピカピカになりそうです。

このスチームアイロンは、実家の母がテレビ通販を見て買ったものです。
でもこのゲキ落ちぶり、掃除用としてでも、通販CMが1本作れるよ。
お母さん、素敵なものを購入してくれてありがとう。
これで、気分も新たに2006年が迎えられそうです。

【シンプルに、楽ちん家事ヒント】
「キッチンの材料でおそうじするナチュラル・クリーニング」佐光紀子・著

「スチームクリーナー」※Yahoo!より